2016/06/14
筑波大学生命環境系の兼森芳紀助教と馬場忠教授(TARAセンター連携教員)らのグループは、大阪大学微生物病研究所の伊川正人教授と理化学研究所バイオリソースセンターの小倉淳郎室長(筑波大学連携大学院教授)らとの共同研究により、精子頭部が正常に形成するために必要なタンパク質ACRBPを発見しました。
図 今回の研究成果のモデル図
(左図)精子形成過程の球状精細胞で、ACRBP-WとACRBP-Cはプロアクロシン(proACR)と結合し、自発的な活性化を抑制しています。一方、ACRBP-V5はアクロソーム内のアクロソーム顆粒の形成に関与しています。(右図)受精過程でのアクロソーム反応で、ACRBP-CはproACRの活性化を制御する機能をもっています。