【病院とアート】ガーデンプロジェクト
2016年4月10日 at 5:17 PM
筑波大学
人間総合科学研究科 博士前期課程 芸術専攻 環境デザイン領域
大嶋 千尋
人間総合科学研究科 博士前期課程 芸術専攻 環境デザイン領域
大嶋 千尋
医療の舞台は病院内だけではない。このプロジェクトでは、癒しの空間提供として筑波大学附属病院の庭の設計から企画、制作、運営までを行っている。屋外での活動のため、近隣住民との接点も生まれる取り組みの特徴を運営に携わる大嶋千尋さんに教えてもらう。
筑波大学 人間総合科学研究科 博士前期課程 芸術専攻 環境デザイン領域
大嶋 千尋
筑波大学附属病院前のガーデンの様子
病院関係者も参加してのガーデンオープニング
精神神経科とのデイケアやイベント企画、作品展示など青空の下で自然と触れ合いながら行う様々なプログラムを実施している。誰にでもオープンな場として、病院関係者のみならず、地域住民にも親しまれる庭へと育ちつつある。
他にも、「リワーク」という職業うつの患者を社会復帰させるデイケアの活動なども展開。月に一回、ガーデンに咲いている花を使ったワークショップを開催してきた。
筑波大学 人間総合科学研究科 博士前期課程 芸術専攻 環境デザイン領域
大嶋 千尋
ガーデンでの様々な活動(デイケア・作品の展示・カフェイベント)
大嶋さんは患者や住民にガーデンを使ってもらうため、関係各所とのハブとなる役割を担っている。様々な切り口で展開される企画の方向性にも、それぞれに病院や患者、地域が求める要素が絡んでくる。また、持続的な運営を考えればコストの優先順位の問題なども見えてくる。アーティスト個人の自己表現とは別種の課題がたくさんある取り組みであると言える。長期間に渡る活動を通じて、どのような気づきを得て、今後の展望を考えているのだろうか。
筑波大学 人間総合科学研究科 博士前期課程 芸術専攻 環境デザイン領域
大嶋 千尋
日 付: 2016年4月10日