筑波大学数理物質系 巨瀬勝美教授と(株)エム・アール・テクノロジー(代表:拝師智之)の研究グループは、コンピュータ上でMRI撮像プロセスを忠実に再現する世界最高速の実用的MRIシミュレータの開発に成功しました。本シミュレータでは、MRI撮像に使用するパルスシーケンスをそのままシミュレーションに使用できるため、撮像結果とシミュレーション結果の直接比較が可能となりました。本シミュレータの開発には、2台のGPUを使用し、7TFLOPSの実効性能を達成しました。MRIシミュレータは、理想的なMRI装置をコンピュータ上に構築できることから、今後、MRI開発における中心的な役割を果たしていくことが期待されます。