多数の金属で分子を捕まえる大環状分子を開発

代表者 : 鍋島 達弥  

筑波大学数理物質系 鍋島 達弥 教授らの研究グループは、金属原子を内孔に集積できる大環状分子hexapapを開発し、その亜鉛錯体がジカルボン酸分子を捕捉すると、環状構造が双極放物面状に歪んで積層した2量体を形成することを見出しました。さらに、この2量体の内孔にある多数の亜鉛原子との結合で捕まえられるジカルボン酸の分子の数を、酸/塩基により制御することに成功しました。