高齢者における難聴は外出活動制限・心理的苦痛・もの忘れと関連する ~平成28年「国民生活基礎調査」の分析~

代表者 : 田宮 菜奈子  岩上 将夫  

筑波大学医学医療系のヘルスサービスリサーチ分野/ヘルスサービス開発研究センターと耳鼻咽喉科、および国立大学法人筑波技術大学の共同研究チームは、平成28年「国民生活基礎調査」の回答データを用いて、65歳以上の人々における難聴(きこえにくさ)と外出活動制限・心理的苦痛・もの忘れ(いずれも自己申告)の関連を検討しました。

その結果、「きこえにくい」と回答した人は(「きこえにくい」と回答しなかった人に比べて)外出活動制限、心理的苦痛、もの忘れの割合が多く、難聴による相対リスク(調整後オッズ比)は外出活動制限に対して2.0、心理的苦痛に対して2.1、もの忘れに対して7.1であることが示されました。

図 年齢区分・性別ごとの解析対象者数および「きこえにくい」と回答した人々の割合