核融合発電による基幹エネルギーの開発と応用

代表者 : 坂本 瑞樹    
他のメンバー : 假家 強  吉川 正志  江角 直道  南 龍太郎  

太陽の中心で起こっている核融合反応は、従来の原子力発電所の原子炉で起こっている核分裂反応とは異なり、暴走すること無くCO2も発生しない地球に優しいエネルギー源として、世界中で研究・開発が進められています。筑波大学プラズマ研究センターでは、核融合炉の実現に必須の基幹装置であるダイバータ装置の開発に向けた基礎研究を、世界最大のタンデムミラー型プラズマ閉じ込め装置「GAMMA 10/PDX」を用いて行っており、「地上に太陽を」をスローガンに掲げ、最先端のプラズマ物理研究とその応用、並びにそれらを通じた人材育成に取り組んでいます。また、プラズマを加熱するミリ波帯の高パワー発振源であるジャイロトロンの開発研究も進めており、世界トップクラスの性能を出すと共に、双方向型共同研究という研究基盤の元に、学外研究所との共同研究において、世界最大のプラズマ電流の発生に成功する等、大きな成果を上げています。