微生物には人知を超えた多様な種が存在し、それぞれが多様な能力を持っています。この力を活用することで、バイオマスを原料として新たな機能性材料・化合物を作ることができます。これによって、二酸化炭素削減、省エネルギー、健康に役立つイノベーションを目指しています。
このために、本研究センターではバイオマス由来の高機能性プラスチックやその原料の開発、健康を守る医薬や機能性化合物の開発などの微生物発酵による生産に取り組んでいます。また、最新の顕微鏡技術を活用した発酵生産菌の育種に関する研究も進めています。さらに、こうした取組等を通じて得られる新たな微生物と遺伝子を、生物・遺伝子資源として守る取り組みも進めています。