線維芽細胞増殖因子(FGF)とアパタイトをコーティングした整形外科用の体内固定ネジ

【新技術の概要】

骨固定力が高く、抗感染能が高い整形外科手術デバイスとして、骨伝導性を有するハイドロキシアパタイトと組織/血管形成に寄与する成長因子:線維芽細胞増殖因子(FGF-2)を含有し、徐放する体内固定用スクリュー:アパタイトFGFコーティングの要素技術および品質管理法を開発した。

【従来技術・競合技術との比較】

アパタイトのみをプラズマ溶射したHAコーティングステンレスピンが海外で開発され、日本でも創外固定用ピンのみ承認され使用されている。このピンでは骨固定力は向上したが、感染率を下げることはできなかったと報告されている。本開発はアパタイトに組織/血管形成能のあるFGF-2を添加しており、圧倒的な抗感染作用を有することは実証済みである。

【新技術の特徴】

・薬剤コンビネーション医療機器
・骨固定力強化
・抗感染能

【想定される用途】

・すべての骨固定材料
・人工骨
・歯科インプラント