個人レベルの常時宇宙利用を実現する宇宙プラットフォーム技術

代表者 : 亀田 敏弘  

【新技術の概要】

民生用電子部品のシステマティックで効率的な放射線耐性試験方法を実現するとともに、評価を行った低軌道超小型衛星用の通信モジュールならびに可搬性のある衛星管制地上局から構成されるシステムをコア技術として、1機50万円かつ24時間常時アクセス可能な人工衛星を実現する技術。

【従来技術・競合技術との比較】

従来技術では、1機数億円の50㎝角の衛星数十機と大型で高価な衛星地上管制局を用いて地球観測データを毎日更新することを目標としていたが、本技術を用いると、数千機規模の人工衛星と地上局の活用によって、単なる地球観測にとどまらない24時間常時の宇宙各種諸量の動的センシングをローコストに遂行する世界が実現できる。

【新技術の特徴】

・個人レベルでも可能な低価格の宇宙開発の実現
・24時間常時データダウンリンク可能な分散型低価格可搬衛星管制局システム
・Cubesat打ち上げコストを1/10にする複合型プラットフォーム

【想定される用途】

・人工衛星による各種観測データの常時ダウンリンク
・個人レベルの衛星開発,打ち上げ,管制の実現
・エンターテインメントやアミューズメントなどの新規分野における宇宙利用の促進

【関連情報】

・サンプルあり
・デモあり