代表者 : 市川 淳士
2014/05/22
筑波大学数理物質系 市川淳士教授らの研究グループは、β-フッ素脱離という遷移金属による反応過程を用いることにより、フルオロアルケン類の炭素–フッ素結合を連続的に効率良く切断できることを見出し、最終生成物として炭素環化合物を合成することに成功しました。
図 トリフルオロメチルアルケンに含まれる炭素−フッ素結合(青色)の連続的な切断。ニッケル(紫色)により穏和な条件下で反応が進行し、炭素−炭素結合(赤色)が生成する。桃・緑・黄色の丸は、いずれも炭素置換基。