自然科学による文化遺産とコレクションの保存と活用 | 松井敏也| 筑波大学研究者カタログ

代表者 : 松井 敏也  

Keyword

保存科学、活用科学、文化遺産、保存工学、博物館

研究テーマ

  • 自然科学による文化遺産とコレクションの保存と活用

研究ハイライト

文化遺産や博物館等の資料は現在までの長い時間を経る中で本来の物性が損なわれつつある。これらの保存と適切な活用には自然科学的な調査と評価が重要となっている。文化遺産や資料を診断し、周辺の環境となじませるには伝統的な技術だけではなく、自然科学の力をエンジニアリングする研究が不可欠である。
文化遺産や資料の材質は千差万別であり、その劣化状況、周辺環境もそれぞれ異なっている。その価値を欠けることなく、今ある学問だけではなく将来の新しい学問や社会に対しても伝えるために、安心安全な保存処理や保存技術を生み出すことを目的としています。

研究の応用・展望

  • 従来の保存科学を発展させた”活用科学”を提唱し、挑戦をしていきます
  • より環境と関わる人達に優しい処理技術、処理材料の開発に取り組みます

文献・知財・作品

  • 文化財保存修復用のシランカップリング剤、シーエムシー出版、2020
  • 出土鉄製文化財の保存とその対応、同成社、2009
    展示学辞典 (分担執筆, 範囲:展示場の空気質変動)、丸善出版 2019
  • ケミカル除去シート並びにそれを用いた展示用或いは収蔵用施設の環境改善維持方法 (特願2009-281359)

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芸術系

World Heritage Studies Program, Faculty of Art and Design