代表者 : 松本 宏
農研機構と筑波大学は、ヒト胃のぜん動運動を模擬し、ぜん動運動が駆動する条件下での食品の消化挙動を直接観察・評価できる「ヒト胃消化シミュレーター」を開発しました。今回、消化試験容器に傾斜を付けることで食品の消化挙動をよりリアルに模擬し、さらに装置全体の床置き・可動化、排出された消化物の自動回収用スペースについて改良したヒト胃消化シミュレーターを開発し、実用化しました。本装置は、汎用性の高いヒト胃消化シミュレーターとして食品産業での利用が見込まれます。また本装置は、消化性1)が制御された食品(スマイルケア食2)など)の設計・製造に役立つと期待されます。