21世紀社会における図書館のあり方の解明 | 小泉 公乃 | 筑波大学研究者カタログ

代表者 : 小泉 公乃  

Keyword

図書館、情報専門職、パブリックガバナンス、公共圏、社会的分断

研究テーマ

  • 21世紀社会における図書館のあり方の解明
  • 新しい情報専門職のコンピテンシーの解明

研究ハイライト

知識と情報の時代である現代において,図書館の社会的意義はますます高まっています。私の研究室では、図書館が情報サービスを市民に対してどのように提供していくべきか,また情報サービスを通して,地域社会における課題をいかに解決し,価値を創造していくかについての研究をおこなっています。

具体的には,欧米の先進的な図書館を広く分析し,(1)図書館の中核的な価値に基づいた経営理論の構築,(2)先進的事例の国際比較研究,(3)民間の経営管理法が図書館に与える影響の解明をしてきました。さらに,現在は高福祉国家である北欧の公共図書館を対象として,社会的分断を超克する施策についても研究しています。伝統的な図書館から21世紀型の次世代図書館への革新メカニズムを解明し,新しい図書館評価法を開発しています。

研究の応用・展望

  • 21世紀の重要な課題は社会分断です。次世代図書館を社会分断克服空間として位置づけ,その変革過程と新しい情報専門職のコンピテンシーを解明します。​

文献・知財・作品

  • Masanori Koizumi: Inherent Strategies in Library Management. Oxford; Elsevier: Chandos Publishing, 234p., 2017.4, ISBN: 9780081012772.
  • Michael M. Widdersheim, Masanori Koizumi, Håkon Larsen. Cultural Policy, the Public sphere, and Public Libraries: A Comparison of Norwegian, American, and Japanese Models.  International Journal of Cultural Policy, (Published Online: 16 Apr. 2020) .
  • Michael M. Widdersheim, Masanori Koizumi. Conceptual Modelling of the Public Sphere in Public Libraries. Journal of Documentation, 2016, vol.72, no.3, p.591-610.

http://slis.tsukuba.ac.jp/~koizumi.masanori.kb/

70567461

図書館情報メディア系

Faculty of Library, Information and Media Science