代表者 : 江口 真規
第七回は、「比較文学」がご専門の江口真規先生。
大学院生時代に聞いた「羊」の話の虜になり、江口先生は文学に現れる羊の姿を追って日本文学・英文学を研究していたらしたそうです。
なぜ文学者たちは「羊」を描いてきたのか? そもそも「羊」って、何の表象なのか?
江口先生のお話は日本と英米文学の垣根を越え聖書の逸話にも触れながら大きく広がっていきます。
そして実は私たち自身が「羊」なのかもしれない、という深い気づきへ。
文学と羊。
ウクライナの悲劇を今、目の当たりにしている私たち、そして自分たちが生きているこの日本の日常の中で自分や他人を羊にしてしまっている私たちに、江口先生と先生の羊は深く迫ってくるのです。
そういえば、星の王子様が描いたのも小さい羊でした。
みなさんの「羊」はどこにいらっしゃいますか?
制作:筑波大学人文社会系 社会連携推進室