柳沢正史 機構長が「ブレークスルー賞」を受賞

代表者 : 柳沢 正史  

自然科学における国際的な学術賞「ブレークスルー賞」が9月22日に発表され、2023年生命科学部門の受賞者として、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)機構長の柳沢正史教授が選ばれました。
柳沢教授は、新規生理活性ペプチド「オレキシン」を発見し、過眠症「ナルコレプシー」の病態を解明しました。さらにそれが過眠症と不眠症の治療薬に結び付いた実績が評価され、米スタンフォード大学のEmmanuel Mignot博士とともに今回の受賞となりました。
ブレークスルー賞は米グーグルの創業者らが2012年創設し、基礎物理学、生命科学、数学部門で毎年、受賞者を選定。生命科学部門は、難病治療などで功績の大きい研究者に贈られます。同部門で日本人の受賞は、ノーベル賞を受けた山中伸弥氏や大隅良典氏、米ラスカー医学賞を受けた森和俊氏に続いて4人目です。