「ゲーム理論」っていう名前を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか? でも、そもそもゲーム理論って何? 何かのゲームの理論なの? ・・・違うんです。実は「ゲーム理論」って、なんと現代の経済学の中心的な理論で、「ひとってなんで動くの? なんでそんなことするの? ひとって、なんでそうなの??」を明らかにする学問なんです。じゃあうちのお父さんが頑固なのもうちのお母さんがうるさいのもゲーム理論でわかるってこと??・・・わかるんです。「うちのお父さん」から始まって「社会や世界がどう動くのか」まで、ゲーム理論は明らかにしようとしているんです。古典経済学から進化してきた現代の経済学=ゲーム理論は、数学や生物学とコラボして、ひとの全てを解明する学問になっている。・・・じゃあ、どうしてそれを「ゲーム」理論っていうの?? それは見てのお楽しみ!
最先端の経済学理論であるゲーム理論のそのまた最先端を、福住多一さんが熱く面白く語ってくれます。もしかすると、数学を駆使する超合理的な現代経済学理論であるゲーム理論は、あの素晴らしい詩人である宮沢賢治と同じ世界を見ているのかもしれません。だって素晴らしい詩人である条件は、現実を最も「現実的」に、そして最もクールに解剖する目と頭を持つことだからです。