高等研究院 自発研究ユニット助教

河村 千登星医学医療系 助教

日米の比較から探る、
がんを防ぐ科学

私は筑波大学の乳腺甲状腺外科の医師として、がん患者と関わるなかで予防医学に関心を持つようになりました。特に、乳がん検診と、乳がん罹患後のサバイバーの健康という二つのテーマに取り組んでいます。大学院では社会医学のヘルスサービスリサーチとデジタルヘルス分野で学び、臨床と疫学の両方の視点を持つことの重要性を認識しました。現在は、日本と米国のコホートを活用し、日本在住の日本人と米国在住の日系人を比較することで、人種・遺伝・環境要因ががんの発症や治療効果・予後に与える影響を明らかにしたいと考えています。ビッグデータを通じて、患者の健康に寄与する研究を進めてまいります。