代表者 : 宮坂 慎司
宮坂 慎司芸術系 准教授
彫刻に宿る「触れる」哲学をたどり、触覚芸術の未来をひらく
日本では1950年代以降、盲学校における造形教育を端緒として、作品に触れられる展覧会や鑑賞実践が積み重ねられてきました。
これらは国際的にも先駆的な取組でしたが、個々の実践が分散し、その歴史的価値は十分に整理・発信されていないのが現状です。
私自身は具象彫刻制作を基盤に、2005年より視覚に障害のある方々との触れる鑑賞や造形活動に取り組んできました。
近年は、全作品に触れられる展覧会「彫刻に触れるとき」を開催し、「触れる彫刻」がもたらす形態認識と身体的経験を研究しています。
日本の豊かな実践を歴史的・理論的に体系化し、制作・鑑賞・教育を結ぶ触覚芸術論の構築と、未来へ継承する触覚芸術拠点の形成を目指します。