代表者 : 青沼 和隆
2014/07/11
筑波大学附属病院循環器内科の青沼和隆教授らのグループが、心房細動に対する新たなカテーテル治療に成功しました 。
この治療は平成26年7月1日に保険収載となった「経皮的カテーテル心筋冷凍焼灼術(アブレーション)」で、わが国では初めての施行例です。循環器内科およびカテーテル検査室のチーム医療が奏功しました。
不整脈の一種である発作性心房細動に対する根治療法としては,すでに高周波カテーテル焼灼術(アブレーション)が普及しています。しかし,高周波エネルギーを用いたこの手術法は術者の熟練を要し,長い施術時間が問題でした。今回施行されたカテーテル心筋冷凍焼灼術の特徴は,バルーンカテーテルによる均一な一括冷凍焼灼で,短時間で確実な心房細動治療が可能となりました。
図 経皮的カテーテル心筋冷凍焼灼の方法