クォークから中性子星の構造解明へ道筋~中性子星の最大質量とクォーク質量の関係が明らかに~

2013/09/14 

理化学研究所 仁科加速器研究センター 初田量子ハドロン物理学研究室の井上貴史客員研究員(日本大学生物資源科学部 准教授)、土井琢身研究員、京都大学基礎物理学研究所の青木慎也教授、筑波大学数理物質系の石井理修准教授をはじめとする共同研究チーム「HAL QCD Collaboration」は、筑波大学計算科学研究センターのスーパーコンピュータ「T2K-Tsukuba」を用いた大規模数値シミュレーションと多粒子系の量子論である量子多体理論を用いて、中性子星の内部構造を表す「状態方程式」を初めて理論的に導き出しました。

 

クォーク質量の変化に伴う中性子星の最大質量と半径