Keyword
災害アーカイブ、原子力災害アーカイブの学際・国際連携、災害記憶・記録の継承
研究テーマ
- 災害アーカイブの基盤構築に関する実践研究
- 原子力災害アーカイブ資料の保存利用と学際・国際連携
研究ハイライト
東日本大震災・原子力災害の被災地を主なフィールドに、大災害の記憶と記録を救出・保全し、被災と復興の教訓を未来へ継承するための実践的方策に関する調査研究を展開し、国際連携を通じた新たな学術領域の構築を目指しています。大震災直後の2011年7月に「茨城文化財・歴史資料救済・保全ネットワーク(茨城史料ネット)」を結成して活動を開始し、2013年には福島県双葉町教育委員会と筑波大学図書館情報メディア系との間で震災関係資料の保全及び調査研究に関する協定を締結して災害アーカイブ資料の収集・保全と調査分析を進めています。これらを通じて東日本大震災・原子力災害に関する記憶・記録の共有・継承による地域コミュニティ再生のための情報基盤の構築を図り、大災害の経験を今後の防災施策等で活用することを目的としています。最近では双葉町と同じ原子力災害被災自治体である福島県大熊町でも活動を開始しました。
研究の応用・展望
- 人類社会の持続的発展のため、大災害の記録や記憶を保存活用する災害アーカイブの基盤構築を、既存の学術分野の枠を越えたレベルで国際的に確立する。
文献・知財・作品
- 『災害アーカイブ』(東京堂出版2019)
- “Analysis of Crowdsourced Multilingual Keywords in the Futaba Digital Archive: Lessons Learned for Better Metadata Collection” (ICADL2020 国際会議論文)
- Collaborators:森嶋厚行、阪口哲男、バールィシェフ エドワルド、照山絢子(以上、図書館情報メディア系)
70568211
図書館情報メディア系
Faculty of Library, Information and Media Science