Keyword
超高齢社会の情報サービス、認知症フレンドリーデザイン、知識情報マッチング
研究テーマ
- 知識情報による共生社会の創出
- 認知症にやさしい図書館(Dementia Friendly Libraries)
研究ハイライト
知識情報を蓄積・共有・活用することによって、超高齢時代における共生社会を目指す知識情報基盤に関する研究を行っています。「超高齢社会と図書館研究会」などを母体として、研究者だけでなく、実務者、当事者とともに、超高齢社会における図書館サービスや、認知症にやさしい図書館(Dementia Friendly Libraries)のモデル化を目指します。
高齢者や認知症の人を対象とした図書館サービスにとどまらず、図書館という「場」を活用した世代間交流、高齢者の生きがい支援、高齢者の知恵や経験を生かした図書館サービスのデザイン、認知症の人やその家族の居場所としての図書館づくり、認知症への理解を深めるための普及・啓発を実践します。
現在、高齢者を対象とする図書館プログラムの開発、知識情報を通じた認知症の社会的スティグマ解消のしくみづくり、認知症者やその家族のための知識情報マッチングシステムの設計、メディアを中心とする回想法キットを使った認知症予防プログラムの開発、認知機能低下者のための知識情報デザインなどに取り組んでいます。
研究の応用・展望
- 社会的スティグマ解消を目的とした知識情報プログラムの開発
- 認知症の人やその家族のための知識情報マッチングシステムの構築
- 認知機能低下者のための知識情報デザイン
文献・知財・作品
- Uda, Norihiko; Mizoue, Chieko; Donkai, Saori; Ishimura, Saki. Information seeking behaviors of older adults in a public library in Japan. LIBRES, 28(1). pp.1-12, 2018
- 超高齢社会と図書館研究会『認知症にやさしい図書館ガイドライン』2017.10
- 小川敬之,呑海沙織,成合進也.Dementia Friendly Social-Resourcesの創生. 老年精神医学雑誌, 28(5), 477-484, 2017.5
- 呑海沙織・溝上智恵子・小川敬之ほか『超高齢社会と図書館:生きがいづくりから認知症支援まで』図書館調査リポート;16,国立国会図書館,2017.3
- 溝上智恵子・呑海沙織・綿抜豊昭編著. 高齢社会につなぐ図書館の役割:高齢者の知的欲求と余暇を受け入れる試み, 学文社, 168p., 2012.9
http://www.slis.tsukuba.ac.jp/~donkai.saori.fw/
60523173
図書館情報メディア系
Faculty of Library, Information and Media Science
Collaborator:溝上智恵子(図書館情報メディア系)