代表者 : 佐々木 銀河
岸良 隼人さん(人間総合科学学術院 人間総合科学研究群(博士前期課程) 障害科学学位プログラム 2年次、指導教員:人間系 佐々木 銀河 准教授)が、障害学生がコロナ禍における遠隔授業において感じた困難性や利便性に関する調査を行った学術論文を発表し、その貢献が高く評価され、公益財団法人電気通信普及財団 第39回電気通信普及財団賞(テレコム人文学・社会科学学生賞)に入賞しました。
受賞論文「Information and communication technology use by students with disabilities in higher education during the COVID-19 pandemic」(Springer, Universal Access in the Information Society,2023年 5月)
評価コメントは下記の通りです。
「コロナ禍において大学では遠隔ビデオ授業が主流となった。本論文では、こうした機会を捉えて、障がいのある学生とない学生の遠隔授業に対する困難さや利便性、授業に対する認識の変化をアンケート調査の結果を分析しており、その結果はきわめて有意義である。調査にあたって倫理的な考慮も払われていて、研究成果は今後の大学における遠隔授業のユニバーサルデザイン実現にも貢献すると評価できる。」